安倍政権は、憲法学者らによる憲法違反の指摘や国民の圧倒的多数の反対の声を無視したまま、集団的自衛権の行使を可能とするためなどの安保関連法案=戦争法案を7月15日、衆院特別委員会で、翌16日には本会議で強行採決・可決した。歴史に残るこの暴挙に対して国民の怒りはさらに拡大、各地で抗議の集会がもたれ、「戦争法案はあくまで廃案に」「安倍はヤメロ」を訴える行動が世代や団体の枠を超えて拡がっている。18日にはかねてから作家の澤地久枝さんらが呼びかけていた「アベ政治を許さない」のボードを一斉に掲げる行動が国会前をはじめ、全国各地で取り組まれた。
神戸では7月18日昼、「アベ政治を許さない!市民デモKOBE」が、24の市民運動団体などが呼びかけ団体となって三宮で行われた。
11時30分から始まった神戸市役所北側の花時計前での集会では、脱原発運動も含めたいくつかの運動分野からのリレートークが行われ、戦争法案の強行採決、安倍政権の民主主義に敵対する独裁的な暴走政治を批判する訴えが続いた。
正午からは350人となった加者は「アベ政治を許さない」のボードや思い思いの訴えを書いた横断幕、プラカードなどを掲げて、三宮センター街など市内の目抜き通りを通る1時間弱のコースをデモ行進し、最終地点の東遊園地へ。
東遊園地では400人に膨れた行動参加者が公園内のスタンドに整列して座り込み、午後1時きっかりに参加者全員が「アベ政治を許さない」のボードを一斉に掲げて戦争法案反対・成立阻止の意思を強く示した。
神戸市内ではこのほか、灘区のJR六甲道駅をはじめ、市内の各区でも駅前などで女性を中心とした「アベ政治を許さない」一斉行動が取り組まれた。
写真上:7月18日午後1時を期して400人が「アベ政治を許さない」のメッセージボードを掲げた=神戸市中央区・東遊園地
写真中上:アピール前のデモ 写真中下:JR六甲道駅前で 写真下:地下鉄名谷駅前で