美浜現地で開かれた全国集会には全国から400人が参加し兵庫からも30人超が参加してデモ行進＝３月31日、福井県美浜町

　「老朽原発動かすな！実行委員会」主催の「老朽原発ただちに廃炉！美浜全国集会」が３月31日、福井県美浜町で開かれ、全国各地から４００人が参加した。
　神戸からはマイクロバスで、運転の関西生コン支部の２人を含めて25人が現地に向かい、現地直行者を入れると兵庫からは30人超が参加した。
　集会では中島哲演さんや井戸謙一弁護士がこの間の司法の不当判決（美浜原発３号機運転差止め仮処分での「不当決定」など）を報告。
　特別報告は、北陸電力・関西電力などが珠洲原発の建設を公表した１９76年から「計画凍結」の２００３年までを含め長く闘い続ける北野進さんの報告。北野さんは、志賀原発近くの海岸地域が４㍍も隆起したことから、全国の原発すべての問題だと指摘した。
　集会後のデモは、「地震で道路も壊れれば、原発からも逃げられない。今すぐ廃炉を」などをアピールしながら町内をくまなく歩いた。デモに手を振る町民の姿も。町民からの良い反応は「老朽原発動かすな！実行委員会」メンバーの絶え間ない「アメーバデモ」の成果だ。同デモは、町内を隅々まで歩いてチラシ配布を行い、出会った人とは必ず会話するデモだ。
　途中、何度も右翼の大型街宣車による妨害があったが関電原子力事業本部への抗議やデモは最後までやり抜いた。