トピックス

「多可・西脇 平和の集い」開く
部落解放多可・西脇共闘会議が主催

2022/11/09
「これからの改憲と軍拡にどう立ち向かうか」のテーマで津野公男さんの講演に学んだ=10月20日、西脇市
 部落解放多可・西脇共闘会議が主催する「’22多可・西脇平和の集い」が10月20日、西脇市立大野隣保館で開かれた。
 コロナ禍のため3年ぶりとなる開催で、参加者は、津野公男さん(憲法を生かす会・尼崎)の「これからの改憲と軍拡にどう立ち向かうか」と題した講演に耳を傾けた。
 ウクライナ情勢を含む世界情勢について、まず現在と冷戦構造前とで各国のGDP比や軍事費シェアの構造が大きく変わってきていることが資料をもとに解説され、台湾有事については、経済のことを考えると起こることはないだろうとの見方を示した。
 世界的に軍拡が進んでいるが、軍備に対して軍備で対応することは不可能であり、軍拡や戦争に反対していく運動を進めていくしか道はないと提起した。また、改憲の動きへの対処については、国会では改憲勢力が3分の2を超えており、いつ改憲を発議されてもおかしくない状況だが、旧統一教会問題で自民党の支持率が低下しており、状況は変わってきているとして、改憲阻止の大衆闘争を進めていくことが重要だとも提起した。
 参加者からは、自民党と旧統一教会の憲法改正案が酷似していることをアピールすれば、世論も改憲に慎重になるのではないかという意見なども出された。
   (森脇)