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中村哲さん写真展を開催
憲法を生かす北区の会ら  9.30〜10.4

2022/10/25
5日間で300人の来場者があった「ペシャワール会・PMS 中村哲写真展」=10月3日、神戸市北区
 憲法を生かす北区の会らでつくる写真展実行委員会は、毎年恒例になった写真展を9月30日〜10月4日の5日間、神鉄・鈴蘭台駅前のすずらんホールで開催した。ウクライナ戦争により軍備増強を訴える声とそれを許容する雰囲気が広がる状況の中、今年は中村哲さんがアフガンで長年続けて来た平和医療団(PMS)の活動を紹介した。5日間で合計約300人の来場があった。
 道徳の授業で中村さんのビデオを見せて授業をした中学校の先生、息子さんの高校で中村さん自身の話を生徒と一緒に聞いたという女性、来場はしていないが、中村さんとは長男同士が同級生だったことを知らせてくれた学生の時の先輩、中村さんが亡くなったときに隣のトルクメニスタンで仕事をしていたという男性、北区の学校分会に送った案内を見て来たペシャワール会の会員だという中学校の先生、ネット検索してこの写真展を知ったという若い夫婦連れ等々、様々な人たちが写真展に足を運んでくれた。
 会場が駅の改札とスーパーに近いということもあり、通りすがりで覗いた人も多かったが、その人たちへも中村さんの活動や言葉は心に訴えるものがあったのではと思う。
 手作りの竹筒と竹籠を組み合わせた「カンパ筒」には、3万円以上のカンパが寄せられた。
 開催中に会場近くで配ったチラシを見て写真展を知った人もいて、もっと広く知ってもらう工夫が必要だと感じた。若者向けにSNSの利用も今後の課題だ。
 (渡辺)