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公園はみんなの公共施設だ
「市民ミーティングⅣ」で市民が討論
王子公園の未来はみんなで決める
2022/10/26
「王子公園の未来を語る集い」として開かれた集会には140人が参加して熱心に王子公園のあり方などについて意見を出し合った=10月2日、動物園ホール
講演する松本誠さん
神戸市が昨年12月に発表した「王子公園再整備基本方針」(素案)への市民の反発の大きさに素案の見直しを迫られた市の修正素案が9月に示されたが、この修正素案も若干の変更はあるものの、市民から最大の疑問・反対の声が出ている「大学誘致ありき」についての見直しはない。この修正素案についてのパブコメが9月28日から行われている中、「王子公園の未来はみんなで決める」をスローガンに「市民ミーティング」をこれまでに3回開き、再整備問題についての市民の意見を集約しながら、その意見を神戸市に申し入れてきた「市民ミーティング実行委員会」は、「私たちの王子公園をつくる」ための「市民ミーティング・パート4」を10月2日、動物園ホールで開いた。
「王子公園の未来を語る集い」として持たれた「市民ミーティング・パート4」は2部構成で、集いの目的は、①市が出した修正素案に対して私たちがどう考え、対応していくのかを、明石の市民運動にも学びながら、取り組みを進めること、②「みんなでつくる計画」(市民の対案づくり)へという次のステージにどう進めるかの方向性を固めることだと、金丸正樹・実行委員会事務局長は主催者あいさつで説明。
つづいて小林るみ子神戸市議が、この間の経過や実行委員会としての取り組み、議会内の状況などを報告した。
その後、「みんなの公園づくりへの視点〜明石公園と王子公園の課題から〜」と題して松本誠さん(市民まちづくり研究所所長)から問題提起を受けた。
松本さんは、県立明石公園の”石垣景観”を目的にした過剰伐採問題に市民がどう対応したかを報告。立ち上がった市民が「明石公園の自然を次世代につなぐ会」を結成して他の市民団体とともに県や明石市に伐採の中止と計画の見直しを求め続けて県の姿勢を転換させ、今年4月には県は、「22年度の伐採計画の中断」を表明、6月には「明石公園のあり方検討会」を発足させた。その後、この検討会では、そのなかの明石公園部会で幅広く「公開ヒアリング」などで意見交換会を重ねていると報告した。
松本さんは、こうした経過も踏まえ、王子公園と明石公園の類似点と相違点についても説明しながら、今後の課題として3点を強調した。①公園は「社会的共通資本」であり、市民にとっては最も身近な公共施設で、「みんなの公園」であることをしっかり認識すること、②どのような公園にしたいのか、利用者サイド(市民)からビジョンを提言し、管理者(行政)との協議を積み重ねること、③パブコメの限界を打破する、市民意見を反映する仕組みの必要性だ。
また、今回の王子公園再整備計画は「”大学誘致”という名の公園の切り売りだ」とも批判した。
この後は参加者から防災の視点からなどさまざまな意見が出された。元大学教育関係者やアメフト関係者など専門的な立場からの発言も目立った。
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講演する松本誠さん
神戸市が昨年12月に発表した「王子公園再整備基本方針」(素案)への市民の反発の大きさに素案の見直しを迫られた市の修正素案が9月に示されたが、この修正素案も若干の変更はあるものの、市民から最大の疑問・反対の声が出ている「大学誘致ありき」についての見直しはない。この修正素案についてのパブコメが9月28日から行われている中、「王子公園の未来はみんなで決める」をスローガンに「市民ミーティング」をこれまでに3回開き、再整備問題についての市民の意見を集約しながら、その意見を神戸市に申し入れてきた「市民ミーティング実行委員会」は、「私たちの王子公園をつくる」ための「市民ミーティング・パート4」を10月2日、動物園ホールで開いた。
「王子公園の未来を語る集い」として持たれた「市民ミーティング・パート4」は2部構成で、集いの目的は、①市が出した修正素案に対して私たちがどう考え、対応していくのかを、明石の市民運動にも学びながら、取り組みを進めること、②「みんなでつくる計画」(市民の対案づくり)へという次のステージにどう進めるかの方向性を固めることだと、金丸正樹・実行委員会事務局長は主催者あいさつで説明。
つづいて小林るみ子神戸市議が、この間の経過や実行委員会としての取り組み、議会内の状況などを報告した。
その後、「みんなの公園づくりへの視点〜明石公園と王子公園の課題から〜」と題して松本誠さん(市民まちづくり研究所所長)から問題提起を受けた。
松本さんは、県立明石公園の”石垣景観”を目的にした過剰伐採問題に市民がどう対応したかを報告。立ち上がった市民が「明石公園の自然を次世代につなぐ会」を結成して他の市民団体とともに県や明石市に伐採の中止と計画の見直しを求め続けて県の姿勢を転換させ、今年4月には県は、「22年度の伐採計画の中断」を表明、6月には「明石公園のあり方検討会」を発足させた。その後、この検討会では、そのなかの明石公園部会で幅広く「公開ヒアリング」などで意見交換会を重ねていると報告した。
松本さんは、こうした経過も踏まえ、王子公園と明石公園の類似点と相違点についても説明しながら、今後の課題として3点を強調した。①公園は「社会的共通資本」であり、市民にとっては最も身近な公共施設で、「みんなの公園」であることをしっかり認識すること、②どのような公園にしたいのか、利用者サイド(市民)からビジョンを提言し、管理者(行政)との協議を積み重ねること、③パブコメの限界を打破する、市民意見を反映する仕組みの必要性だ。
また、今回の王子公園再整備計画は「”大学誘致”という名の公園の切り売りだ」とも批判した。
この後は参加者から防災の視点からなどさまざまな意見が出された。元大学教育関係者やアメフト関係者など専門的な立場からの発言も目立った。