トピックス

徳島県三好市で総会と研修視察
新社会党全国自治体議員団会議

2022/08/24
総会後、黒川征一前三好市長から特別公園を受けた=8月3日、徳島県三好市
 新社会党全国自治体議員団会議が8月3、4日の両日、徳島県三好市で開かれ、総会と市の事業の視察を行った。総会の会場は、大歩危、小歩危で有名な観光スポットが望めるところ。これまで総会は年1回、新社会党議員が存在する都市で開催してきたが、コロナ禍のため、3年ぶりの対面とリモートを併用しての総会となった、
 総会では、全国自治体議員団会議の議長を務める粟原富夫神戸市議が、先の参議院選挙でおかざき彩子候補を抱えての各自治体議員の奮闘に感謝を述べ、「この選挙での成果を来春の統一自治体選挙、中間選挙への前進につなげよう」とあいさつ。事務局長の杉森弘之牛久市議からは議員団会議としての活動の総括と方針が提案された。強調されたのは、「自治体選挙への候補者擁立のスピードを加速させ、2023年末には100人の議員を誕生させよう」ということ。議案は全会一致で承認された。
 その後、党員である黒川征一前三好市長から特別講演を受けた。貧農の家に生まれ、旧池田町での労働組合運動、県議、市長としての活動など自らの歩みを語り、常に「もう一人の自分づくり」に取り組んできたことが語られた。その結果が、今日、定数20人の三好市議会で3人の新社会党議員を誕生させている。また、市長就任時には、財政再建を図りながら高校生までの医療費無料化、小中学校給食費無料化などを実現させたとの報告も受けた。
 2日目は、三好市のPFI方式を活用した合併浄化槽事業の研修視察。大都市ではPFI事業は大企業への公共部門の切り売りとの批判があるが、三好市のPFIは地元業者を活用したもので、建設から将来の管理までを含めて地元自治体と業者が責任を持つという仕組みで、こういうPFIの活用もあるのだと学ぶことができた。
 来年は東日本の都市での開催を確認して閉会した。(富)