新社会兵庫ナウ
水脈(2025年8月27日号)
2025/08/27
街頭での署名行動時に、「何党?」と聞かれたりする経験はしばしばだ。たいてい「共産党か!」という否定的なニュアンスで、署名はスルーされる▼言うまでもない、ことしは被爆と敗戦から80年の節目の年。このかんの活動の弱さを反省しつつ、久しぶりに8月6日と9日、ヒロシマ、ナガサキの日に街頭で、政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名行動を行った。せっかくだから少しでも目立つようにと思って、年甲斐もなく反核平和の火リレー実行委員会がつくったオレンジ色のTシャツを着用して街頭に立ったのだが、それが災いした?▼行動開始早々、年配の女性が「お宅ら、何党?」ときた。「またか!」。でも、少し彼女の言に耳を傾けると、なんと「参政党かと思った」のだと。そういえば、参院選時のかの党のシンボルカラーにTシャツの色はそっくりだった。あらためて参院選で人びとの間にこの排外主義の党がかなり強烈な印象を残していることに愕然とする▼署名は思うように集まらなかったものの、それをヒロシマの日を知らない若者のせいにするわけにはいかない▼参政党など核所有を主張する国会議員数は2桁だ。核廃絶に向け今、我々は今から何をなすべきか。