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憲法を生かす北区の会が総会
「非武装中立」テーマの講演も

2023/03/08
【写真説明】非武装中立について津野公男さんの講演を元に考えた=2月12日、神戸市北区

 憲法を生かす北区の会(山粼貢代表)は2月12日、北区文化センターで総会を開き、昨年2022年に取り組んだ活動を議案書をもとに振り返った。
コロナ禍で思うように動けない中、小城智子さんを招いて北区の戦争の跡を学んだ第49回憲法を考える集い、医療制度改悪反対や安倍元首相の国葬反対を訴えたスタンディング、そして多くの人の来場を得たペシャワール会・PMS中村哲写真展など、北区の会の取り組みの成果を確認した。ニュース「カツケンひろば」も71号から74号まで4回発行し、集いの案内や参議院選挙の支援の呼びかけも行なった。
 2023年は、引き続き月1回の幹事会を継続し様々な取り組みを話し合いながら進めていくこと、軍備増強反対や憲法改悪反対を街頭で訴えること、9回目となる写真展を計画し成功させることなどを今後の方針として確認し合った。
 総会後は、津野公男さんから「今こそ非武装・中立を」のテーマで講演を受けた。改憲策動と軍拡の動きの大きな2つの内容の話がされた。日本国憲法は、悲惨な戦争を2度と繰り返さないという世界の思いが生み出した憲法である。非武装憲法を持つ国として、それを世界に提起するのが日本に与えられた任務である。軍拡に対しては、戦争を企てるものは政治支配層であり、命を落とすのは人民であることを肝に銘じて、「軍拡には軍拡」ではなく、戦争を企てる支配層を許さない国家、さらに国境を超える連帯運動が必要であるとの訴えを聞いた。 (渡辺)