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第19回平和と憲法を考えるつどい
西谷文和さんが講演
有事法制い反対するネットワーク東播磨

2022/12/28
アフガンやウクライナについて語る西谷文和さん=12月4日、加古川市
 アフガニスタンで人道支援活動に取り組んでいた医師の中村哲さんが殺害されてちょうど3年目の命日にあたる12月4日、有事法制に反対するネットワーク東播磨が主催する「第19回平和と憲法を考えるつどい」が加古川市内で開かれ、約30人が参加した。
 ジャーナリストの西谷文和さんが「紛争地から見た憲法9条 アフガン、ウクライナを取材して」とのテーマで講演を行った。
 講演はまず、中村哲さんの活動の映像を観ることから始まった。水路を引くことで「水」が確保され、食物が育つようになる。砂漠の土地が緑豊かな大地に変わる。現地のスライドとビデオで中村哲さんの支援活動の跡を見て、これが平和をつくる道だと訴えた。
 また、8年前にウクライナに行った時と今回行った時を映像で比べながらのウクライナの現状の報告はわかりやすく、胸に響いた。
さらに、世界では31億人の資産と同じ資産をたった10人で持っている大富豪たちがいるが、その資産の1%の供出で世界に医療がいきわたるということをマスコミは言わないとも訴えた。
 ロシアとウクライナの戦争は、今年2月24日以前に戻すことで平和的合意を結びロシア兵が撤退することが基本で、これが提案できるのはインドか日本しかないが、今の政権ではできないだろうと指摘した。(藤井)